センター試験
どうやら「大学入試センター試験」らしい。
来年? から制度が変わってなんちゃらとかアルバイトが採点してなんちゃらとかあるようですが、じゃあ大量の正社員を動員してやるほどこのコストをかけ…とか言うと各所にぶん殴られそうなのでそれはさておき…。
まっしゅのセンター試験
2002年1月。
親元を離れ下宿しながら札幌の高校に通い、当時3年だった私は、札幌のある私立大学の文系学部を受験することにしていました。
幸いにして(文系教科だけは)そこそこのSSを叩きだしていたのもあり、模試では常にA判定でした。
※余談ですが理系教科は平たく言ってうんこです。うんこでしかありません。
それはそうと… それでも何があるかわからないのが受験だと思っていた私は、その大学の入試とは別に「センター試験経由の出願」もしようと考えていました。
ちなみに
今もそうかはわかりませんが、当時は一般的にセンター試験を終えた後に自己採点を行い、その結果を参考に各大学に出願するという流れとなります。
国公立大学は原則その流れで、私立大学もこの方式を取り入れている大学がありました。
そのため、かなりザックリ言うと「とりあえず大学に出願するにはセンター試験を受けときゃいい、センター必要ないやつも予行演習的に受けれ!」みたいな流れが私が通っていた高校には存在していました。
私が出願しようと思っていた大学は「国語(現代文のみ)」「英・地・歴・公民のうちどれか1科目」の2科目で出願が可能でした。
このふわっとした科目数が私の人生を地味に変えることになるとは…
このときにはまさか思いませんでした。
会場
センター試験は色々な大学(など)を会場として行われるため、ある意味ガチャ。
北海道の場合は雪害の可能性もあるので、札幌在住でもあ●の里のほうの大学とか、清●のほうの大学とかになると滅茶苦茶早起きしなければならないこともありました。
私(の高校は全員)の会場となったのは、北海道大学・教育学部でした。
私が高校時代住んでいた場所は札幌市北区という北大のある区だったため、とにもかくにもガチャ大成功でした。徒歩で行けるレベル。
当日はまあまあ雪が降った日だったので、運が本当に良かった…
教科・科目
センター試験は教科ごとに受けても受けなくてもいいスタイルのため、例えば「理科」にあたる科目が受験に必要ないのであれば、それは受けずに別場所で待機していても問題ありません。
私の場合は前述の通り「国語(現代文のみ)」「英・地・歴・公民のうちどれか1科目」の2科目で良かったため、試験の区分で言うと「国語」「英語」「地理歴史」「公民」の4教科を受けることができれば問題ありません。
情報関係基礎
数学(2)の"代替科目"として「情報関係基礎」というブッ飛んだ科目があります。
おもに商業/工業系の高校の情報系学科向けに設定されている科目です。大学によって出願に制約がある場合がありますが、知識があれば数学II/Bの代わりに高得点を叩き出せてしまうという愉快さは最高です。
(※この科目にする場合はセンター試験申込時に申告が必要なはず)
【問題はこんな感じ(PDF)】
https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00036460.pdf&n=k+23+jouhoukankeikiso.pdf
私は必要もないのに、周囲のクラスメイト達に勝てる教科は地理と情報関係基礎のみや!!という謎のマウント意欲とテンションで受験することにしていました。必要ないのに。
試験当日(勢いの箇条書き)
1日目
10:00~11:20 [受: 英語]外国語
→覚えてない
12:50~13:50 [受: 地理B]地理歴史
→釧路の地形の問題が出てきた記憶
14:40~15:40 [×]数学(1)
→食堂でわいわい
16:30~17:30 [受: 情報]数学(2)
→簡単
2日目
10:00~11:20 [受]国語
→現代文だけ全力、古文漢文はテキトー
12:50~13:50 [×]理科(1)
14:40~15:40 [×]理科(2)
→家に帰った
16:30~17:30 [受: 政経]公民
→めんどくなってサボった
自己採点
センター試験の次の日、高校に集められてみんなで自己採点フェスティバルです。
前述の通り自己採点の結果を踏まえて大学へと出願するため、かなりちゃんとした自己採点をしなければなりません。
私も自己採点をしていると…あれれれれ?
点取れすぎてないか?????
…なぜかここで過去最高得点を記録してしまいました。
とりわけ、地理と情報関係基礎が9割くらい取れていてびっくりもびっくりでした。
この結果を踏まえ、「うへ~●●●●大学余裕じゃん! フハハ!」となって勝ち誇りドヤ顔高校生になっていた私に、まったく予想だにしない話が飛び込んできます。
「3年6組 (まっしゅ本名)、職員室まで来なさい」
大人の圧力
職員室に行くと担任がニヤニヤしながら待っていました。
普段呼び捨てなのに突然「いや~(本名)くん、待ってたwww」と来たので、『うわーこれは面倒臭い話になりそうだ…』と思っていたのですが
担「おまえさ、△△△大受けてみたら?」
ま「…へ?」
担「いやあの大学さ、専門学科用の試験あるから、センター2科目で受けれる、しかも点数高い2教科でいい」
ま「は???」
担「だからさ、おまえ地理と情報関係基礎で受けれ」
ま「えええ!??!?」
担「そっちのほう学費安いから受けれ」
ま「いやいやいや、ちょっと待ってください」
担「おまえあれだぞ、親御さんの負担減らせ」
ま「いや…まあそう言われるとあれですけど…」
突然国立大学を薦められビックリするまっしゅ。
まわりにマウントを取るためだけに受験した情報関係基礎が思わぬ展開に…
とりあえず実家に相談することに。
ま「なんか担任に△△△大受けれって言われたんだけど」
父「マジかwww受けれwwwww」
ま「まあ…受けるだけ受けるか…どうせ落ちるし…」
長いものに巻かれる形、つまり大人の圧力的なやつでその大学にも出願することに…
その後
当記事はセンター試験の話なので、あとは箇条書きでパパーっと…
- 担任に受けてみろと言われた大学に出願したまっしゅ、その後の2次試験で倍率6倍という謎の難関を見事突破してしまう
- 「学費」の話がどうしても頭にのしかかり、興味そんなにないのにその大学へ通うことにする
- まさか受かると思っていなかったので、当初出願していた大学(その時点で合格済み)の近くに家を借りていた
- まさか受かると思っていなかった大学、借りた家からめちゃめちゃ遠い
- 父「とりあえずそこから頑張って通え」
- 毎日早起き+乗り換えまくり生活スタート、半年で見事心折れる
- 札幌の高校に通っていた妹と共同生活を始める
- 高校時代の友人に誘われてお芝居の映像収録スタッフになり、気づいたら制作スタッフになり、最終的には物販企画スタッフを兼任し、CanバッチGood!の操作が神懸かり的になる
- 大学のある駅の2駅前の複合施設でサボるのが日課
- プライベートが充実しすぎていた結果、1年間アンコール通学を達成
- バイトしていた教育関係の企業にそのまま残り、30歳になる直前に無事解雇(会社都合)
まとめ
私はセンター試験でまわりの友人にマウントを取ろうと雑に教科を追加したりした結果、人生が思わぬ展開になりました。
適当にやってもうまくいくことがあるのであれば、何もしないよりは何かやったほうがいいのかもしれない…(雑なまとめ)